こんなお悩みはありませんか?
- 個人事業主・中小企業として、強みを持ちたい・PRしていきたい
- 自分・自社の商品・サービスを、効率的により多くの人に知ってほしい
- ブランディングはやったほうがいいと聞くけれど、大企業向けのブランディングは参考にならない・・・
- 個人事業主・女性起業家・中小企業が具体的にどうブランディングに取り組めばいいかわからない
- 自分・自社のブランディングにつながるホームページ・WEBサイトを作りたい
ブランディングと一言にいっても、いろんな定義で使われていることがあります。
個人事業主・女性起業家・中小企業が、自分自身・自社のブランディングに取り組む場合には、まず、2つのブランディングが存在することを知っていただければと思います。
ひとつは、インナーブランディング
もうひとつが、アウターブランディングです。
一般的には、アウターブランディング(外観戦略)がわかりやすく、アウターブランディングに取り組むことはとても大切ですが、実は、その前に「インナーブランディング」をしっかりしておく必要があります。
インナーブランディングとアウターブランディングこの2つは補完関係にあり、両方を意識的に育てていくことが大切です。
インナーブランディングとアウターブランディングとは具体的にどんなものなのか?
どんなふうに取り組めばいいかを、分かりやすく解説します。
ブランディングに興味がある、基本とメリットも知りたい方はこちらもご覧ください。
1.インナーブランディングとは?
インナーブランディングとは、「理念」「ビジョン」「コンセプト」など普段は目に見えない概念や価値を言語化したり、軸づくりをし、それを個人事業・女性起業家な自分自身に、中小企業は社員に浸透させることを言います。
個人事業主や女性起業家の場合は、
✔なぜ、この商品・サービスを提供したいと思っているのか?
✔どんな想いで仕事をしているか?
自分の原動力を確認し、ぶれなくしていく、活動の軸を作ることがインナーブランディングになっていきます。
中小企業の場合は、
✔社員に理解してもらい、浸透させていく活動も含まれます。
インナーブランディングの効果とは?
インナーブランディングは「目に見えない部分」の精神的なところが多いのですが、それゆえに「マインド」という部分を支えてくれるポイントになります。
個人事業主・女性起業家、企業の社員に対してもたらす効果は、
仕事への誇りとモチベーション向上
自分自身の仕事への満足度向上と情熱の維持・育成
自分の価値観、仕事の価値の発信の元となる
ということになります。
中小企業の場合は、さらに、
人材募集の際にも自社にあう人が来てくれる
という効果もあります。
大人になったら仕事に就く、自立するため、生活やお金のためにするというのが、社会通念だと思います。
しかし、多数ある仕事・職業のなかから、「あなたがその仕事を選んだ理由と、それを通して達成したいもの」「起業してまで成し遂げたかったこと」が必ずあります。
その「WHY」を明確にすることで、ぶれない軸が作られていきます。
中小企業の場合も、人材募集するときに、単に事務ができる人、経理経験がある人、という「スキルだけ」に注目して人選することは注意が必要です。
それより、必要なスキル+「企業理念に共感した」という人に来てもらうほうが、社長や営業担当者、お客様ともスムーズなコミュニケーションを図ってくれる人材に来てもらうことができます。
なぜならば、入社の時点で「似た想い・同じベクトル」を向いている社員だからです。
当社の場合は、女性の活躍で社会はもっと良くなる!
WEBが苦手なだけで前に進めない方をサポートして、社会をよりよくしていきたい。
女性の自立や飛躍をサポートしたい。
という想いがありますので、そういったインナーブランディングをもとに発信をしています。
そして、やはりそれに共感してくれるスタッフ、サポーターが集まってくれます。
当然、お客様も、そういった理念に共感してくださったり、頼って下さったりする方が多いです。
当社の場合は、数字やビジネス全体像を理解して、起業家様、経営者様と関わらせていただき、ホームページ制作以外のビジネス相談もできることも強みです。
WEBデザインやホームページを作れる人は世の中にたくさんいますが、それでも、当社に依頼くださる方は、そういった「想い」や「他社とは違う点」「付加価値」の点で選んでくださっています。
2.アウターブランディングとは?
アウターブランディングとは、未来のお客様、既存のお客様、取引先などの社外の人々に向けて行う「外観ブランド戦略」です。
つまり、「見た目戦略」
・伝わりやすさ
・親しみやすさ
・覚えてもらいやすさ
・思い出してもらいやすさ
や、
「信頼」「他社との違い・差別化(個別化)」を行っていくことになります。
アウターブランディングを実践していくためには?
大企業では主に広報活動や広告によってブランド浸透を図っています。
個人事業主や、中小企業はホームページ、SNS、広告などで広めていきます。
この、アウターブランディングをしていく際には、理想のお客様、自分たちの想いを言葉・デザイン・ビジュアル化して伝えていくことが大事で、そうすることで、認知を効率的に広めていくことができます。
アウターブランディングでは主に、視覚情報に訴えることが可能な要素を作る、つまり、デザインなどの「ビジュアルブランディング」が必要になっていきます。
ここからは、アウターブランディングのための具体的実践について伝えていきます。
①社名・ロゴなど「自身」や「自社」を想起されるもののデザインを作る
例えば、当社の場合は
ブランド名 ・会社名 | ミライズ株式会社 |
---|---|
ブランドロゴ | ・MeRaise・未来図(女性ひとりひとり「Me」の成長「Raise up」で社会がもっと良くなる。 |
ブランドメッセージ | 女性の活躍でもっと社会はもっとよくなる! |
ブランドカラー | ライトブルー(さわやか・信頼・聡明を意図) |
その他、
・文字フォント(形や雰囲気、太さ)
・使う写真(写真のテイスト)
・キャッチコピー
・店舗デザイン
・商品パッケージ
・音楽(例えば、タケモトピアノなどは最初の1フレーズで「あ!タケモトピアノ」と思いだす)
も外観ブランディングになります。
個人事業主・女性起業家の場合は、プロフィール写真なども、外観ブランディングの要素になります。
外観戦略の中の、「プロフィール撮影」についてこちらの記事に書いています。
②お客様と関わるポイント(タッチポイント)での統一感
ブランドを広めていくためには、お客様と接点をもつ「タッチポイント」でも自社のメッセージなどを統一して伝えていくことで、効率的に認知してもらえます。
ビジネスをしていくと、いろんなシーンでいろいろな媒体を使っていきますが、そのすべてに「①で決めた『自社を想起させるデザイン』」からズレないように発信していていきます。
タッチポイントはこのようなものがあります。
【WEB上のタッチポイント】
・ホームページ
・動画
・SNS
・LINEやメルマガなど
・お問い合わせフォームなど
【紙上のタッチポイント】
・名刺
・チラシなどの広告
・雑誌(掲載される場所も含め)
こういったものがあります。
そして、WEBや紙のタッチポイントとの関連が忘れられがちなのがリアルでのタッチポイントです。
【リアルでのタッチポイント】
・人と人の関りの場
・営業(営業マンが会社の代表としてお客様とリアルで接する)
・コールセンター
・実際の商品・サービスの提供の場
これらのすべてのタッチポイントで、統一感・信頼感・安心感などを伝えていくことが大事です。
よくあるのが、どれだけWEBブランディングを頑張ったとして、ホームページから問い合わせがきたのに、メールでの対応やコールセンター・電話応答がなおざりだったりすることです。
それまで作ってきた信頼や、イメージが「あれっ」となり、お客さまは不安を抱き、場合によっては、商品・サービスの購入をやめてしまう場合もあるのです。
そういう意味でも、企業では、お客様に関わる全ての社員にも「自社の理念・ブランド」を浸透させておくことで、「ズレ」がないようにする必要があるのです。
(ブランディングを行う際に、インナーブランディングとして「社員研修」も含めているのは、こういった理由によるものです。)
③継続的なブランディングの発信
①②で構築したブランドルールや、タッチポイントにおいて、1度ではなく、何度も、継続的に発信していき、認知を高めて、
「こんな悩みを解決したい」
「こんなことがしたい」
「こんなものが欲しい!」
と思ったときに
「それならこの人に頼もう!」
「それならこの商品・サービスを受けよう」と
ぱっと思い出してもらえるようにしていきましょう。
④長く続けることもブランディング
「瞬間接着剤」と言えば…?「アロンアルファ」と答える人がほとんどではないでしょうか?アロンアルファは一般消費者向け瞬間接着剤最長寿ブランド として、ギネスに登録されています。
1971年から50年以上も使われている=安心・間違いない・ボンドならアロンアルファという公式が出来上がっています。
いかなる強烈な「ブランド」を作っても、短期間で終わってしまっては意味がありません。
個人事業主・女性起業家であれば、1年・2年で終わることなく、10年・20年愛されるように。企業も長く商品・サービスを提供し続けることが、ブランディングにつながります。
3.まとめ
ブランディングにはインナーブランディングとアウターブランディングがあり、それぞれのポイントをお伝えしました。
ブランディングを行うには、
まず、インナーブランディングを行う。
これを、アウターブランディングしていく、という順番になります。
そして、インナーブランディングとアウターブランディングは両輪なので、何度も見直していくとよいでしょう。実際に、起業・ビジネスをしていく中で、自身・自社のスキルやビジネスレベルもアップしていくことで、「変化」していく場合もあります。
インナーブランディングは自分でも、自社でも実施することができます。人に、適切にヒアリングしてもらったり、ワークをすることでより深く掘り下げることができます。
アウターブランディングをしていくにも、デザイナーや制作会社に依頼することで費用もかかりますが、それ以上の効果・メリットがあるでしょう!
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