必然的に選ばれ続ける女性起業家のためのブランディングコンサル吉田星子です。
女性が起業すると、必ずと言っていいほど出てくるのが「家族や旦那さんの反対」問題!
その、反対されたり、応援してもらえない度合いというのは、人それぞれですが、私はここを乗り越えない限り、起業はうまくいかないと思っています。
なぜならば、一番近くの人に否定され続けたら誰でも心が折れるからです・・・。(何を隠そう、私も何度も心折れそうになりましたよ。私のクライアント様もそういうことを乗り越えてきています。今では、なぜそうなったのかわかるし、乗り越えてきたからこそ、この記事を書いています!)
私たちは
・自分自身が起業に挑戦してみたい。
・起業して困っている人を幸せにしたい。
・自分の強みを生かして社会に価値を提供したい!
と思っています。
だからと言って、家族の優先順位を下げたいとは1ミリも思っていないんですよね。家族の幸せや笑顔も心から望んでいます。
だから、反対されると「やっぱり私には無理なのかな・・・」「子どもが大きくなるまでは無理かな・・・」と諦める人が多い。
でも私は、本当に女性のチカラはスゴイと思っているし、その力を眠らせたままなのは社会にとっても大損失だと思っていますから、そんなことで諦めてほしくないのです。
大事なのは仕事と家庭の幸せを両立させることだと思っています。
私自身や、クライアントさまからの相談&アドバイスで実践して、今、理想的な状態を作れている実体験をもとに、お伝えしていきますね。
前提条件として、いろんな考え方があるけれども・・・
起業コンサルさんによっては、旦那さんや家族が反対しようがしまいが、起業するかどうか、起業を続けるかどうかを決めるのは「あなた次第」だから、反対なんて気にせずにやったらいい!っていう人もいます。
しかし、私は、全くそうは思いません。
むしろ、起業するにあたっては、様々な環境変化が起こります。そんな時に、一番支えになるのは、旦那さんや、家族の理解だったり応援だったりするわけです。
旦那さんや家族との「思いの小さなズレ」を早い段階で、都度都度、確認して、話し合って、家族に応援してもらえる状態をつくっておくことは、とても大事だと思っています。
では、具体的に対策をみていきましょう。
反対されたときの対処法
・自分が冷静な状態に戻るまで待つ
ひとそれぞれ、反対のされ方は、ストレートに反対されたり、なんだか遠回しに反対されたり、本当にいろいろあると思います。
その時は、こっちだって、悲しくなったり、腹が立ったり、ショックだったり、あぁ、そうかと思うこともあると思います。(あなたの場合はどんな感情でしょうか?)
でも、ここで、感情に任せたら、あまりよくない結果になるでしょう。
あなた自身のこの「悲しい・腹がたつ・ショック・自信を無くす・ああそうなのか・・・」という感情の裏には、「理解してほしい」という本当の気持ちが隠れています。
(たとえば、あなたにとって、全然大事でもない人や、赤の他人に、起業を反対されても、たぶん、それほど悲しさやショックとかって沸き起こってこないはずです。
でも、家族や旦那さんに反対されるとそういう感情が出てくるのは、あなたには「わかってほしい」という気持ちがあるからなんですよね。)
だから、一時的に感情的になったとしても大丈夫。
まず、自分が冷静に戻るまで待って、なぜ反対されているか考えられる状態にもどって、どうしたら「旦那さんの理解を得られるか?」を考えてみるといいでしょう。
ポイントは、
・相手が冷静じゃないわ!とか、
・どうしてわかってくれないの!とか、
・そのうちわかってくれるはず!
と相手に期待するのではなく、「自分が冷静な状態になって考える」ことです。
もし、この記事をお読みになって、「反対してくる旦那さんの方が悪い・・・」「私だって頑張ってるのに・・・」と思われた方も、もう少し読み進んでください。
私自身も本当にいつも「悪いことしているわけではないのに、どうして反対されるようなことを言われなければいけないんだろう・・・」と思っていたのですがこの方法で、本当によくなりましたから。
・反対されている内容を分析する
「どういう『言われ方』をしたか?」ということよりも、「『なぜ』、『どういう点』が反対されているか?」について、しっかり見つめる必要があります。
【反対される例】
・家事がおろそかになったり、手が回らなくなったりすることに対して反対されている。
・SNSやブログなどに、いろんな情報を載せることを反対されている。
・経費ばかりが掛かって売上が立っていないことに対して反対されている。
・起業してもどうせ失敗する、と反対されている。
・起業しても忙しそうにしてることに反対されている。
・なんだかよくわからないけどとにかく、反対されている。
きっと他にもいろいろありますね!
自分の場合はどういう点が反対されているのか?を掘り下げてみてください。
そして、これらの対処法は、大きく2つに分かれると思っています。
【対処法1】反対されている内容について自分で改善できるところを見つける、または、別の方法がないか?を考える
例えば、上記の例で出した「反対される理由」については、代替策がある場合があります。
・家事がおろそかになったり、手が回らなくなったりすることに対して反対されている。
⇒ドラム式洗濯乾燥機を購入して、家事の手間・時間を削減することで対処する。
⇒家族で分担してやるようにする。
(⇒そもそも、家事は妻がやるものというのは、誰が決めたんだ・・・っていうのは声を小さくして言っておきますが、変な火種を作るので、皆さんは言わないようにしてくださいね。)
この時のポイントは、全部自分で背負い込まないこと。誰かのヘルプや、道具やサービスを使ってラクする方法を考えてください!
・SNSやブログなどに、いろんな情報を載せることを反対されている。
⇒家族の写真は掲載しない、必ずスタンプなどで隠すなど、掲載ルールを家族と合意する。
・経費ばかりが掛かって売上が立っていないことに対して反対されている。
⇒会社員は、会社の経費ですべてまかなえるけれど、起業=小さくとも経営なので、初期投資は必須、ということを理解してもらうように会話する。(※1)
⇒今やっていることが、どれくらいの期間で、どれくらいの収益が生み出せる見込みなのかを説明する。(男性は「数字」「論理的」に話すと理解してもらいやすいです)
※1「雇用」と「起業」の大きなところは、ここなので、ここの思考の変化が結構大事です。女性の起業は、小さく生み出して少しずつ大きく育てるから、経費が掛からないと思われがちですが、経費はもちろん、自己投資が必要です。資格をとったから明日から利益が出るほど甘くはありません。男性の起業で多い、銀行からドーンと借金をして、経営するのとは違いますが、多かれ少なかれ「初期投資」なくして、起業は成り立たないことを理解してもらう必要があります。
とはいっても、これで解決しない場合もあります。
なぜなら、これは、「表面的な課題」が目に見えやすいところで露出しているだけであって、本当の反対される理由は別の部分にあることが多いからです。
その時は、言われている「背景」を考えてみてください。
【対処法2】反対されている内容について反対されている「背景」を考えて会話する
人の思考やコトバというのは、その人の過去経験したことに基づいて発せられています。
なので、なぜそんなことを言うのか?
その人の言葉の「背景」を理解すると、解決できる会話の糸口が見つかる場合があります。
例えば、上記の例で出した「反対される理由」については、
・起業してもどうせ失敗する、と反対されている。
⇒自分の知り合いが起業で失敗したから、起業は失敗するものだ、リスキーだという認識しかない。
⇒これをさらに掘り下げると、妻には失敗してほしくない、わざわざ苦労してほしくないという裏の感情が見えてくることも。
・起業しても忙しそうにしてることに反対されている。
⇒妻が忙しくなると、自分に負担がかかってくるのが実はイヤ、だから反対している。
⇒家で起業したら、「ラクに仕事できると勘違い」していて、忙しくしていることを反対してくる場合もあります。
【対処法】
なぜ、そこまでして起業したいのか?覚悟や現実的なプランを伝えることで、男性は納得しやすくなります。納得してくれたら急に応援モードに入ってくれる人も。
また、起業したら、営業も、経理処理も、販売促進も、お付き合いも、全部自分一人でやらなくてはならないから、多かれ少なかれ忙しくなるのはしょうがないことも伝えましょう。
忙しくする(デメリット)以上に、「家族の未来(メリット)」を伝えて理解を得られるようにしましょう。今、1年間は集中して忙しくするけれど、いついつまでに軌道にのせるようにして、2年目からはこんな生活を描いている、と約束することで、旦那さんの不安も消えていき、反対されにくくなっていきます。
・なんだかよくわからないけどとにかく、反対されているような気がする。
⇒自分の嫁が自分の手の届かないところや危ないところに行ってしまうのではないかと不安で、反対されている。
⇒一般の企業に勤めている男性などからしたら、起業っていう「よくわからない世界」が単に不安だったりするので、大事な奥さんのことが心配で、反対してくる。
【対処法】
これを読むと、旦那さんの反対の背景は、ずばり、「心配してくれている」ということなんですよね。こんな時は、「起業したら、新しい世界だから、よくわからないから心配だよね、ありがとう。」と言ってみてください。そして、日々どんな風に過ごしているのか、どんな活動をしているのか何気ない時に話してみてくださいね。あなたが幸せそうで、あなたのお客様も幸せになっているというのが見えれば、旦那さんの反対はそのうち消えるでしょう!
・こんな背景がある場合も・・・
⇒女性起業家が楽しそうに仕事している雰囲気がうらやましいとか、オレが稼いでるのじゃ満足できないのか!?みたいな男のプライドだったり、という気持ちがどこかにあって反対されている!
(この背景に気づいたときは、私もびっくりしましたが、そうか、「オレが大黒柱だから家族を幸せにしたい!(というか、すべきだから頑張っている!)」と男性陣も日々頑張っているんだなと気づきました)
【対処法】
この場合は、
・旦那さんに、旦那さんも家族のために日々頑張ってくれているんだね。ありがとう!とか、
・もうそんな昭和な考え方はいいんじゃない?もう女性も働くのが当たり前の時代だよ、とやんわり気づいてもらえるようにするか
・今の生活に満足はしているけれど、私自身やってみたいことがあるんだ。
という風に伝えてみると効果がありました。
効果があるから、こういう言葉を使いましょう、というよりは、「相手を理解する」ことで、逆に自分のことも理解されていって応援してもらえるようになった」という感じです。
【対処法3】理解してもらうには「対話」と「結果をみせる」しかない
いずれの場合も、今、こんなことしてるんだ。こんなことを今度しようと思っててね、という風に、家族とも話をしながら、情報共有することが大事です。
人は「見えないコト」「わからないコト」「やったことないコト」に対しては、すごく不安を覚える生き物です。
例えば逆に旦那さんが明日から急に会社辞めて起業する!って言われたらびっくりしますよね。
その時に自分だったら
・本当に起業してやっていけるのか?(何屋さんになるの?)
・収入は大丈夫なのか?(プラン)
・自信はあるのか?その根拠は?(プランを実行できる経験があるのか?やアドバイザーがいるのか?など)
心配になりますよね。
でも、それらが一旦「理解できて納得」できたらあとは「任せる」「信じる」「応援する」になってくると思います。
あなたがもし旦那さんや家族に反対されているとするなら、対話を増やしてみてください。
そして、あなたも幸せ、あなたのお客様も幸せ、売上も上がっているという起業スタイルができると、反対は一切なくなりますよ。
反対される理由の根底にあるものは?
反対される理由の根底にあるものは、「不安」が大きいかなと思います。
その不安のさらに奥には、自分が面倒なことに巻き込まれたくない、というのもありますが、「奥さんや自分の大切な家族には大変な思いをしてほしくない」っていう愛があったりするわけですよね。
反対されたとしても、自分がやりたいこと、やり遂げたいこと、実現したいことがあるならば、じっくり、旦那さんや家族と話し合ってみてください。
その時に、なぜ起業したいのか?をしっかりと掘り下げて、素直にその気持ちを伝えてみるといいと思います。
ちなみに、私が起業したときは、
・これまで企業で貴重なビジネス経験をさせてもらってきたのに、家庭と両立できないから会社員を辞めたからという理由で、今持っている経験やスキルを捨てたくない。誰かの役に立ちたい!
・女性はもっと活躍したらいいと思ってるからやってみたい!
っていうことで、OKをもらいました。
この時は、本当にまだ、何屋さんとも決まっていなかったのですが・・・覚悟が垣間見えたのでしょうね。
その後、WEB制作とLINEマーケティング、女性起業家様のコンサルティングで起業すると決断したときも、当初はPCと睨めっこばかりしていて、
・またパソコンやってんの!?
・またFacebook見てんの!?
みたいに、やっぱりチクチク言われましたが、今では、仕事の考え方についても相談するパートナーにもなっています。
そして、Udemy動画講師として、講座を作るときも、「ベネッセ系のちゃんとしたところだから、やってみようと思うんだけど?」って聞いたら、「へ~、ベネッセ系なら安心だね~」って、案外さらっと言われました。
こっちは、動画講師でデビューなんてドキドキしてるのに、相手のほうが「ふ~ん、そうなんだ」ってあっさり言われたり(笑)
子どもたちも、「言ったことをちゃんとやるって、スゴイねっ」て、今では、言ってくれてます。
家族や旦那さんに起業を反対されたときの対処法「まとめ」
起業を旦那さんや家族に反対されたときは、くれぐれも、Going My Way しすぎないこと、そして、家族の反対があるから、無理だわ・・・と簡単にあきらめないこと。
反対されたときこそ、家族とじっくり会話をしてみてください。
特に男性には「論理的に話して(数字や根拠などを伝えると安心します)」、子どもには背中を見せるつもりで取り組むといいと思います!
家族の理解を得ながら仕事を進めていけるといいですね!
・どんな風に仕事をしていきたいか?
・どんな人と仕事をしていきたいか?
・どんな自分の強みを生かして価値ある仕事をしていくか?
・どんなライフスタイルで働きたいか?
こういったこともすべて、あなたならではの「価値=あたなのブランドの一部」になります。
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