ブランディングとは「サービス・商品の魅力」や「他との違い」を引き出し、個別化していくことです。 そして、未来のお客様の頭の中に「いいイメージを浸透させていく」ために必要なことです。
今回は誰でも簡単にブランド力をUPさせていく3ステップをお伝えします。
1.全て同じ要素で統一する
ブランドカラー、フォント、イラスト、あしらいなど、どのツールでも共通のものを使いましょう! 金太郎飴のように、どこを切っても同じ印象を残すことを意識しましょう。
・HP
・LP
・LINE
・インスタ
・名刺
・資料
・チラシ
・お店の方は店内インテリア、ショップの袋 なども
2.お客様に与えるべきは、違和感ではなく「安心感」
統一感があると「うちの個性」を認識してもらいやすい=ブランディングという効果ももちろんありますが、
統一感があると「安心感」があります。
この安心感が、お申込みや購入につながっていくのです。
例えば、WEBショッピングなどの事例だとよくわかりますが、商品案内ページと、そのあと「購入」に進んだときの購入ページのイメージが違うと、多くのお客さんが「買うのをやめる・・・」というデータがあります。
※HPと「決済機能のカート」は別々のシステムを、組み合わせて作るので、そのイメージをそろえることが大事です。統一感がないことから、あれ???という不信感、購入につながらないということは往々にしてあります。
購入やお申込みまでしっかりたどり着いていただくために、「ボタン」や「サンキューページ(ご購入やお問い合わせ後に表示されるページ)」など、表に見えていない部分や、ディテールにまで統一感を出していくことを私たちプロフェッショナルはやっています。
自分・自社でブランディングしようと思うときは、この「安心感」を意識してくださいね。
特に、コンテンツビジネスをされている方は、HPから、「なんだか違う?」となると、本当に同じ商品・サービス??このまま申し込んで大丈夫??という違和感を与えます。
例えば、SNSでの投稿を頑張っていて、インスタは素敵なのにHPはあれ?となったり。ひとつの媒体から、別の媒体に移動したときに本当に同じ商品・サービス??このまま申し込んで大丈夫??という違和感を与えないようにしてください。
特に、メルマガ申込や、商品・サービスの相談・お申込みにつなげるLP(ランディングページ)の雰囲気が異なったり、悪かったりすると、 印象や期待値が下がって反応が悪くなるので注意が必要です。
消費者のかたは「目が肥えて」いる、ということを意識しておきましょう!
3.安心感はやがて「信頼感」へ!
この安心感こそ「信頼」へとつながります。
信頼はブランドには必須の要素です。
安心して、商品・サービスへの購入や申込につなげていくには、お客様と接点をもつすべての場所で、この「統一感」「安心感」を感じてもらいましょう。
特に、形のないサービスを売っている方や、高単価商品を扱っている場合には必須です。
例えば、高級な化粧水を買う時、ダサイパッケージに入ってたら・・・中身が心配でそもそも購入しませんよね。中身と外観のバランスを意識して、価値に伴うデザインにしていきましょう!
4.デザイン用語で「トンマナ」
今お伝えしたことは、デザイン業界では「トンマナ」と言います。
トーン(tone)&マナー(manner)の略称で、 広告やWeb制作のデザインにおいてコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせること。
商品・サービスのもつ世界観や企業のブランドイメージでユーザーに与える印象を統一させるためのルールです!
5.さらに!嬉しい副作用が生まれる・・・
トンマナ(デザインのルール)が決まっていると、名刺を作るにも、HPを作るにも、Instagamを作るにも、「同じルール」で作ればいいので、悩む必要がなくなります。
デザイナーさんに伝えるのも、簡単に!
これはそのまま
「業務効率化」になります!
ブランドの統一
⇒ 安心&信頼
⇒ 効率化
いいことづくめですね!
今回は、商品やサービスをメインとしたブランディングのお話をしていきますが、ブランディングを、企業経営に取り入れることで人材確保やよりよい組織づくりにもつながっていきます。
採用活動や人材育成では、自社理念に合った社員が集まったり、育っていくため、離職率が低くなったり、自社理解が深い社員が営業活動を行うことで営業力が高まったり、より強い組織を作っていくこともできます。
6.まとめ
①同じ要素で統一
②違和感ではなく安心感
③安心感は信頼に!
④トンマナをそろえる
⑤効率化にもつながる
WEBの世界では「信頼感」や「世界観の統一」が大切と言われますが、①~⑤ができれば基本の統一はできています!
あとは、その他のチラシ、看板、名刺、パンフレット、各種SNSなど統一してブランド力をUPしてください。