独自ドメインメール(例えば maeda@meraise.com など)を使う時に、サーバー会社のメールサーバーをそのまま使う方法もありますが、
GmailやOutlook、iphoneメールなどのメールソフトを通して送受信することが可能です。
Gmailを使うことで、PCやスマホにも「新着メール情報」がピロン♪と届くので、素早く確認ができ、いちいちサーバー会社のメールサーバーにログインする手間も省け、便利です。
一方、GmailやOutlook、iphoneメールなどのメールソフト会社は、「迷惑メールを受取らないように」セキュリティ対策を強化しているため、
届くはずのメールが
①迷惑メールボックスに入ってしまう。
②プロモーションメールボックスに入ってしまう。
ということが起こり得ます。
また、メールソフトの設定次第で、受け取ったメールが一定期間過ぎると消える、ということもあるので、設定方法はよくチェックして行ってくださいね。
前提条件
◆ドメインは、長期使っていればいるほど信頼性が高まるので、ドメインを新しく取得した場合、初期によく起こる可能性もある。
◆Gmailやその他のメールソフトは、スパム対策をしっかりしており、肌感覚ではありますが、GmailはGoogle社が日々セキュリティーを強化していることと、WEB上のたくさんのトラブルシューティングを読む限りでは、Gmailでは、迷惑メール分類されやすい傾向にある。
スパム対策が厳しすぎる、という見方もできますが、逆にこれがないと、迷惑メールが大量に届くので、メールソフト会社側が対策を強化しているのもうなづけます。
Gmailの迷惑メールに入れないための対策
対策としてはシンプルに、 2つになります。
1.独自ドメインメールを置いているサーバー側の設定でできることをやる。
2.Gmailにて設定でできることを行う。
では、解説していきます。
Gmailの迷惑メールに入れないために<サーバーでできる対策>
1.「SPF」設定
そもそも、自社のドメインが「怪しいドメインではない」ということを認証することを、SPF設定といいます。 Sender Policy Framework (SPF)です。
参考にエックスサーバー社のSFP設定についてのリンクはこちらです。
2.「ホワイトリスト」に迷惑メールではないドメインを登録する
サーバー側でも、怪しいドメインからのメールは迷惑メールに入れる、という設定があります。
逆に、これは大丈夫、ここのメールは受け取る。という設定をすることができます。これは、「ホワイトリスト」に登録するということで、対応できます。
参考にエックスサーバー社のホワイトリスト設定方法についてのリンクはこちらです
Gmailの迷惑メールに入れないために<Gmail側で設定するべき対策>
送受信する相手を「連絡先リスト」に登録
基本的な事ですが、送受信する相手を「連絡先リスト」に登録します。
Gmailでは、これまで送受信した相手のメールが、何か1文字入れると、サジェスト(提案表示)されるので、連絡先に登録済みと思っている方も多いのですが、実際に、連絡先リストを見ると登録していないケースが多いです。
また、自分が登録するだけではなく、頻繁にやり取りするお客様にも、自分のメールアドレスを登録してもらいましょう。
連絡先リストへの登録はこちらから行うことができます。
Gmailの連絡先登録はこちらから
Gmailの迷惑メール設定を解除し、迷惑メールフィルタも併せて解除する
迷惑メールとして認識されてしまったドメインメールを、迷惑フォルダに入れない方法として、
①迷惑メール設定を解除する。
②迷惑メールフィルタを解除する。
③特定のドメインから来たメールを「迷惑メールフォルダ」に入れないように設定する。
方法を一つ一つ行ってください。
また、迷惑メールフォルダに入ってるものと同じメールは、新しく来たものの、迷惑メールに類似すると判断されてしまうため、
④迷惑メールフォルダを空にする。
ということも行ってください。
こちらのサイトがわかりやすくまとめてくれています
その他の対策として
Gmailのビジネス版(有料/旧G Suite 現 Google Workspace)にすると、さらに迷惑メールに入りにくくするための別の対策をとることができるとあります。
しかし、説明をよくよく読むと、有料版にしたからといって100%迷惑メールに入らないとも言い切れないと読めました。
ホームページでも、新しいドメインより、長く使われているドメインのほうが信頼性が高いように、メールで使う独自ドメインも、できるだけ迷惑メールに入らないようにして、信頼性を高めていく必要があると言えるでしょう。
メールを送った相手から「いつも迷惑メールに入る!」と言われたら・・・
お客様がメールを受信されるにも、お客様がGmailを使っているか、Outlookを使っているか・・・など、「お客様側の環境」「お客様の受信設定」に依存する部分が多いです。
つはり、メールを送る側(自分側)でコントロールできない範疇になってきます。
頻繁にやり取りするお客様で迷惑メールに届く、、、という場合おかれては、お客様側に、
・連絡先に登録してもらう
・迷惑メールフォルダに入らない設定をしていただく
ということが必要になります。
よく、お店のメルマガや会員に登録する際に、●●からのメールを受信設定お願いします、といった注意書きを見るのは、こういうことが背景にあります。
それでも、迷惑メールに入る、または、そもそも届かないなどのトラブルが・・・
サーバー側に、メールのログを送ると、原因を確認することができるそうです。ログ情報を追いかけることで、原因が特定できる場合があるそうです。
まとめ
セキュリティーを強化すると、自分までセキュリティーからはじかれてしまった・・・こういうことは、メールに限らず、Wifi設定など、いろんなところでも起きているのが実態です。
どんなメールシステムでも、システムを使う以上、システム側のルールや設定に沿って対応していくことが必要です。
WEBサポート歴の長い方や、他のWEBデザイン会社の方にもこれまでのトラブルシューティングについて確認しましたが、正直、さまざまな環境や要素が関わっているので、
これらの対策を行ったとしても、やはり、迷惑メールに届いてしまう・・・というケースもありますし、
そもそも、対策を一切していなくても、普通に受信ボックスに届くというケースも多々あるということでした。
また、今まで何の問題もなく受信できていたのに、最近、CCで来るメールだけは迷惑メールに入ってしまう・・・
そういったケースもありました。
中小企業や、個人事業主は、大手企業のように、システム部に何人も雇って、完全なる自社サーバーを持つことはできないので、
既存のサービスを上手に活用していくことが最適な方法です。
受信フォルダと合わせて、迷惑メールを1日1度は確認する、などご自身や自社のお仕事スタイルにあわせて運用ルールを決めてもいいですね。
ホームページを作って、独自ドメインメールを使い始めたけど、困った・・・という方の参考になると嬉しいです。