ブランディングにはデザインが大切?理由と制作方法、お伝えします
「ブランディング」と合わせて最近は「デザイン」という言葉もよく聞くようになりました。
実はブランディングには、デザインが欠かせないものだってご存知でしたか。
「ブランディングデザイン」という言葉もあり、経営にもサービスをつくるにもデザイン考え方をつかうととてもスムーズになりますよ。
とはいえ、企業家の方はデザインに詳しい方ばかりではありませんよね。
今回はブランディングとデザインの関係について、必要な理由と、ブランディングデザインの制作方法についてお話していきます。
ブランディングデザインとは
ブランディングデザインとは、ブランドのコンセプトやメッセージを視覚的に伝える方法です。
商品やサービス、企業のイメージをつくり、覚えていただいたり、選んでいただいたりするための活動すべてがブランディング。そのうちの、ブランドイメージを視覚的に伝わるように設計するのがブランディングデザインと言えるでしょう。
具体的には、
- テーマカラー
- ロゴの選定
- 広告・パッケージの作成
- Webサイトの構築
などなど、ブランドの見た目すべてにブランドイメージを反映させていく作業となります。
ブランディングとデザインの関係性とは?
人は見た目で9割の判断をしている、という話を聞いたことはあるでしょうか。
心理学者のメラビアンは、視覚・聴覚・言語の情報が不一致のとき、人は視覚情報を優先させることを発見しました。
人が言葉から受ける影響はたったの7%
「好き」と言いながらも表情がくもっていたり、声が暗かったりするときには、本心では好きではないんだろうなと感じるような経験、きっとあるかと思います。
この研究では、言語による影響は7%しかないことも分かっています。
特に女性の場合はスペック・機能などの論理的なものより、見た目やイメージなど感覚的にものを選ぶ傾向にある方が多いですので、女性のお客様が多い方はよりデザインに力を入れるといいでしょう。
テキストだけで伝えるのはむずかしいから、デザインの力も使ってブランディングを
先ほどの話からも分かるように、人って、視覚を中心に言葉以外の情報から多くの物事を判断しているんですよね。
そうなると、せっかくつくったブランドイメージを、テキストだけで伝えるのはかなり難しいことだとお分かりいただけるかと思います。
せっかく目指すブランドイメージをつくったのに、それがお客様に伝わらないなんてもったいない。
だから、デザインの力を使って視覚的に訴え、伝えていくブランディングデザインが重要なんです。
ブランディングデザインの制作過程
気になるのは、ブランディングデザインをどのように進めていけばいいのか、ということですよね。
デザインというと、おしゃれで、美しいものができればそれでいいのではと思う方も多いのですが、それだとブランディングデザインとしては不十分。
なぜなら、そのおしゃれだったり美しいデザインが、必ずしもブランドイメージを伝えられるとは限らないからです。
ブランディングを反映させたデザインをつくるためには
- キーワードを抽出する
- ブランドコンセプトを明確にする
- デザイナーにコンセプトを正確に伝える
の3つのステップを踏む必要があります。
制作過程1:キーワードをピックアップする
まず、ブランドのイメージを表現できるキーワードを抽出しましょう。
どんな印象を与えたいかを言語化することで、その後の過程で軸とすることができ、そのキーワードに反応してくれるお客様にきちんと届けることができるようになります。
まずは、できるだけたくさんのキーワードを出すのことをおすすめしています。思いつく言葉はすべて書き留めましょう。
制作過程2:ブランドコンセプトを明確にする
ブランドイメージのキーワードが出揃ったら、今度はブランドコンセプトを明確にしていきます。
たくさん出たキーワードのうち、よりブランドらしさを表す言葉を抽出していきます。
たとえば「綺麗」「美しい」のように似た言葉であっても、受ける印象は若干違いますよね。
どちらの言葉がよりイメージに近いのかを検討しながら、最終的に3つほどになるよう絞り込んでいきましょう。
制作過程3:デザイナーにコンセプトを正確に伝える
ブランドコンセプトが明確になったあとは、ついにコンセプトをデザインに落とし込んでいくフェーズとなります。
が、イメージを正確に伝えるってとっても難しいんですよね。
「かわいい」というキーワードでも、ピンクで賑やかなイメージをもつ人もいれば、白をベースにしたふんわりしたイメージをもつ人もいるでしょう。
言葉とビジュアルイメージをデザイナーとすり合わせて、希望するデザインに落とし込んでもらいましょう。
ブランディングデザインで、見た目からブランドイメージをつくりましょう
ブランディングデザインをしっかり行い、デザインにブランドイメージを反映させることができたら、ブランドを無意識に訴えることができ、より選んでもらいやすい商品・サービスになるでしょう。
好きな色を使うだけ、何となくいい感じ、という理由だけでデザインをつくっていた方はぜひ一度じっくり見直してみてくださいね。
ただ、実際にブランディングデザインに真剣に取り組んでみるとかなり難しいので、つまずいてしまう方も多くいらっしゃいます。
ミライズなら、ブランディングとweb制作を合わせて行っているので、一緒にヒアリングを行いながらブランドのイメージづくりから伴走することが可能です。気になる方は、お気軽にお問合せください。